日本野鳥の会東京では、野鳥をはじめとする動植物や豊かな自然環境を後世に残すために、さまざまな保護活動に取り組んでいます。
このような保護活動を推進し、社会に訴えていくためには、多くの会員の方々の下支えが必要です。小さな力が集結すれば、大きな力となり、発言力がより強くなります。会の活動に賛同いただける方は、ぜひご入会をお願いいたします。
なお、実際の対外的な保護活動は、保護部会が行いますので、会員の皆さまには、探鳥会にご参加いただきバードウォッチングをお楽しみいただくとともに、一般の方にも自然の素晴らしさを広く伝えていただけますと助かります。
これらの活動がより活発になるよう、ご入会及びご支援をお願いいたします。
東京都江戸川区の都立公園である葛西海浜公園の沖に広がる「三枚洲」を、湿地を守るための国際条約であるラムサール条約に登録を目指そうと、2016年から本格的な活動を開始しました。 関連団体の協力を得ながら活動した成果が実り、2018年10月に葛西海浜公園三枚洲がラムサール条約湿地に登録されました。今後も、この公園の保全と賢明な利用のために、当会ならではの取組みを続けていきます。
葛西臨海公園には埋め立て地ながらも、豊かに育てられてきた緑地が広がっています。この自然豊かな公園に、2020年東京オリンピックのカヌー(スラローム)の競技施設が計画されました。
公園の3分の1を失うことになる大きな改変に対し、日本野鳥の会東京では、東京都やIOC(国際オリンピック連盟)に対して、葛西の自然の素晴らしさを訴え、1万5千名の署名や要望書を提出し、計画の変更を求めました。その結果、当会の要望が実り、東京都は、葛西臨海公園の隣接都有地に建設場所をを変更する決定をしました。
日本野鳥の会東京では「月例新浜(行徳)探鳥会」を長年にわたり開催し、解散地として行徳野鳥観察舎を利用してきました。東京都と隣接した立地にある行徳野鳥観察舎は、千葉県の野鳥観察施設の玄関口として長年多くの会員に認知・利用されていた施設です。施設が有ったからこそ普及・啓発活動との相乗効果が高く発揮され、その価値は計り知れません。
2015年末に、突然の千葉県行徳野鳥観察舎の休館に関して地元有志「行徳野鳥観察舎を愛する者一同」が要望書の提出と署名活動を開始したことを受け、当会も署名活動への協力を行いました。
活動が実を結び、旧行徳野鳥観察舎の跡地に、従来の野鳥観察舎の機能に加え、カフェを設置し、新たに「交流・憩い・学習」の機能を備えた施設「あいねすと」が建設されました。
現在、都道府県知事が愛玩用に捕獲・飼養の許可を下ろすことのできる野鳥が決められています。全国組織である(公財)日本野鳥の会や支部、全国密猟対策連絡会(略:密対連)など多くの声が、「愛玩使用の全廃を!」「せめて種類の削減を!」と訴え続けてきた成果です。多くの皆さまの厳しい目が大切な力になります。密対連では、行政や警察への働きかけを強くするため、全国から野鳥密猟、違法飼育、違法販売などの違法行為にまつわる情報を集めています。違法行為かどうか、確かめられない段階でも結構ですので、どんな小さな目撃情報でも、お寄せくださいますよう、ご協力を当会からもお願いいたします。
日本野鳥の会東京
Wild Bird Society of Japan TOKYO
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-18-16 新宿伊藤ビル3階
Tel: 03-5273-5141
電話受付時間:平日[月・水・金]の12時~16時30分のみ