当会が中心になって進めてきた、葛西海浜公園三枚洲のラムサール条約湿地への登録を目指す活動について登録の実現に向けての大事な手続きが始まっています。
国指定葛西沖三枚洲鳥獣保護区及び同葛西沖三枚洲特別保護地区の指定に関する意見の募集(パブリックコメント)について
http://www.env.go.jp/press/105093.html
ところで、日本の湿地をラムサール条約湿地に登録するためには、
次の条件を満たしていることが必要であることをご存知ですか?
①国際的に重要な湿地であること(国際的な基準のうちいずれかに該当すること)
②国の法律(自然公園法、鳥獣保護管理法など)により、将来にわたって、自然環境の保全が図られること
③地元住民などから登録への賛意が得られること
葛西三枚洲が、このうちの②の条件を満たすためには、
現在の東京都鳥獣保護区から、国指定の鳥獣保護区の中でも、
保護の重要性が高い特別保護地区となることが必要なのです。
当会では、この手続きを進めるように、要望書の提出やシンポジウムの開催などを通じて、
行政関係の各機関に働きかけてきました。
この活動が実を結び、要望通りに行政上の手続きが進んだことで、
現在のパブリックコメントの募集まで行き着いたと言えます。
葛西三枚洲の保全を目指すための重要な動きです。
3月10日(土)が締切となっています。
皆さんから積極的な意見をお寄せいただき、葛西三枚洲の国指定鳥獣保護区の指定へ向けた
力強い後押しをお願いいたします。