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Enter your Lifelist on eBird

eBirdにライフリストを登録しよう

最近はeBirdを使っている人が増えてきました。海外からの旅行者も含めてですが、日本国内でも合計8400人以上が使っているようです。このようにとても便利なeBirdやMerlinでライフリストも管理できたらいいな、と思いませんか?せっかくなので、過去の記録を入れてライフリストを管理できるようにしてみましょう。

 

過去の記録を入れる方法は、eBirdのヘルプセンターに記載があります。

これを読んだらできますよ、じゃぁ芸がないので、少しだけ解説を試みます。探すと日本語の解説も出てきました。

 

ざっくり言うと、以下の方法があるようです。1が1番簡単で4は手間がかかりますが、3あるいは4まですると履歴順に並べることができます。

  1. 日付を指定せずにライフリストを登録(最低限、国情報は必要)
  2. 正確な場所(ホットスポットなど)ごとに、日付を指定せずにリストを登録
  3. 日付を指定してリストを登録(国別、ライフリストが日付順に並べられる)
  4. 正確な場所、日付ごとに、チェックリストを登録

1.日付を指定せずにライフリストを登録(国別)

個人の記録としては登録され、学術的なデータには活用されませんが、一番簡単な方法です。以下に手順を記載します。

  1. Web版のeBirdから「投稿する」を選びます
  2. 「都道府県、国を選択する」で日本(もしくは都道府県)を選択し、「続ける」
    ホットリストを表示することができませんと警告が出ますが、さらに「続ける」
  3. 観察日時は1900年1月1日を選びます。
    観察の種類は「偶発的」を選びます。
    時刻は指定しません
    チェックリストのコメントには、「submitting a baseline life list」などと入れておきましょう
    以上で「続ける」を押します
  4. 種別にチェックマークとして「x」をつけます
    そのままだと1月の鳥しかリストされないので、「珍しい種も表示する」にチェックをつけましょう
  5. 登録する際には、レアな種なのでコメントを入れろ、と言われるはずなので、
    「life-list building checklist」などと入れてください。

以上で過去のライフリストが登録できるはずです。数が合わない場合、チェックリストに戻って種を編集しましょう。

2.正確な場所ごとに、日付を指定せずにリストを登録

場所ごとに見た種が特定できる場合、こちらの方法が良いでしょう。ただし学術用には使われないようです。

  1. Web版のeBirdから「投稿する」を選びます
  2. 正確な場所(ホットスポットや個人の場所)を選択して「続ける」
  3. 観察日時は1900年1月1日を選びます。
    観察の種類は「偶発的」を選びます。
    時刻は指定しませ
    チェックリストのコメントには、「Updating my life list」などと入れておきましょう
    以上で「続ける」を押します
  4. 種別にチェックマークとして「x」をつけます
    そのままだと1月の鳥しかリストされないので、「珍しい種も表示する」にチェックをつけましょう
  5. 登録する際には、レアな種なのでコメントを入れろ、と言われるはずなので、
    「life-list building checklist」などと入れてください。
  6. 以上を登録する場所ごとに繰り返します。

3.日付をしてリストを登録(国別)

観察した日づけがわかる場合、この方法にすればライフリストを見た順番にすることができます。1日に複数箇所で見た場合にはこの方法を使います。これも学術的にはつかわれません。

  1. Web版のeBirdから「投稿する」を選びます
  2. 「都道府県、国を選択する」で日本(もしくは都道府県)を選択し、「続ける」
  3. 日付には実際に登録した日を入れます。複数日の記録を入れてはいけません。
  4. 観察の種類は、探鳥が主目的なら「過去の」、そうでなければ「偶発的」を選びます。
    時刻は正確な場合は入力します。
    チェックリストのコメントには、「Updating my life list」などと入れておきましょう
    以上で「続ける」を押します
  5. 種別にチェックマークとして「x」をつけます
    そのままだと1月の鳥しかリストされないので、「珍しい種も表示する」にチェックをつけましょう
  6. 登録する際には、レアな種なのでコメントを入れろ、と言われるはずなので、
    「life-list building checklist」などと入れてください。
  7. 以上を登録する日付ごとに繰り返します。

4.正確な場所、日付ごとに、チェックリストを登録

過去の記録をしっかりエクセルなどで残している場合、この方法が使えます。通常の記録と同様に、地点別・日付別にチェックリストを入力します。ただ、データが大量にあるととても面倒なので、数が多くかつCSVファイルの扱いに慣れている場合、CSVファイルをアップデートする方法をお勧めします。過去の記事(eBirdを使ってみようの6.過去のチェックリストの一括登録)を参照してください。

 

(ざっくり説明すると、以下の通りです。

  • 48回分の記録をCSVファイルで一括で登録できます
  • 野鳥の種名は日本語で大丈夫ですが、UTF-8 でエンコードする必要があります
  • 場所情報はひとまずよく使う名称(葛西臨海公園など)で入力して一度地図から選択すれば、あとは自動で登録してくれます

私は、過去5年分くらい、合計1000回分くらいの探鳥記録を入れました。最初は手探りだったので1週間くらいかかりましたが、慣れていれば数日でできるかな。


文責 普及部・小島

eBirdにライフリストを登録すると、Merlinにも連携されているのでこんな感じでライフリストをチェックできます。なおこれは世界の記録で、国内はこんなは見てません。