日本では古くから「ツバメが巣を作ると縁起が良い」と言われ、商売繁盛のシンボルや害虫を食べる益鳥としてツバメを歓迎してきました。
ところが近年は里山の自然や農耕地の減少、西洋風家屋の増加によってツバメが子育てできる環境が減少しています。
日本野鳥の会では、これからも人とツバメの共存が続くことを願い、2019年度からツバメの巣や生息環境を温かくみまもっている企業・団体に感謝状を贈呈しています。当会から推薦し、東急電鉄株式会社に感謝状を贈呈いたしました。
感謝状の贈呈は、東急電鉄のまちづくりの原点である旧駅舎が印象的な田園調布駅で行いました。
ツバメの見守り活動について、駅や東急電鉄としての取組みや、社員さんや地域の方々の様子についてインタビューした後に、当会代表から感謝状を贈呈しました。
東急電鉄では沿線の12駅でツバメが営巣しており、ふん受けの設置や見守りを呼びかけるポスターを掲示しています。
都心部での鉄道高架や駅は、ツバメの重要な営巣場所になっています。ぜひ見守りの取組みを続けていただきたいと思います。
田園調布駅で営巣したツバメの巣と見守りを呼びかけるポスター
感謝状贈呈の様子はこちらで紹介して頂きました。
横浜日吉新聞 2024年7月16日
日吉駅にツバメは戻るか、日本野鳥の会が東急電鉄の“見守り”を表彰 (外部リンク)