西村 眞一(善福寺公園探鳥会 担当)
7月19日から24日迄、インドネシアに仕事で出張してきた。インドネシアの首都ジャカルタから西に35キロにあるチカラン(Cikarang)です。海外に行くのは、2018年3月のミャンマー以来でした。
宿泊したホテルや職場周辺でよく見た鳥は、スズメ(Eurasian Tree Sparrow)でした。ミャンマーでもスズメをよく見ましたが、大部分はイエスズメ(House Sparrow)であった。
今回イエスズメは、見かけなかった。
スズメ インドネシア・チカラン 2023年7月23日
イエスズメ ミャンマー・ヤンゴン 2018年3月14日
7月23日の午前中に、CENTRAL PARK MEIKARTAへ出かけた。
セントラルパーク内には川があり、シラサギが6羽いた。
インドネシア・チカランCENTRAL PARK MEIKARTA 2023年7月23日
シラサギの嘴と足が黒かったので、ダイサギかまたはチュウサギのどちらかと思った。
そしてこのシラサギの口角(眼の下の黄色い部分)が眼の下までだったので、チュウサギと判断した。
但しチュウサギにしては嘴が長いので、帰国後に東南アジアの鳥に詳しい知人に写真を送ったところ、チュウサギではなくダイサギ(Great Egret)だった。
日本の野鳥図鑑では、ダイサギの口角は眼の後ろまであり、チュウサギの口角は眼の下までとある。
ところが、東南アジアのダイサギの中には、チュウサギと同じように口角が眼の下までの個体が、少なからずいるとのことでした。
ダイサギ インドネシア・チカランCENTRAL PARK MEIKARTA 2023年7月23日
ダイサギ インドネシア・チカランCENTRAL PARK MEIKARTA 2023年7月23日
ダイサギ インドネシア・チカランCENTRAL PARK MEIKARTA 2023年7月23日
ダイサギ 千葉県 2015年5月4日
チュウサギ 千葉県 2012年5月4日
ダイサギの他には、下尾筒が黄色いコシジロヒヨドリ(Sooty-headed Bulbul)がいた。
日本のヒヨドリは地味な色合いだが、外国のヒヨドリは色がカラフルである。
ミャンマーには、下尾筒が赤色のシリアカヒヨドリ(Red-vented Bulbul)がいた。
コシジロヒヨドリ インドネシア・チカランCENTRAL PARK MEIKARTA 2023年7月23日
シリアカヒヨドリ ミャンマー・ヤンゴン 2017年6月3日
ダイサギの他に、ジャワアカガシラサギ(Javan pand Heron)が1羽いた。
ジャワアカガシラサギ インドネシア・チカランCENTRAL PARK MEIKARTA 2023年7月23日
スズメが高さ10mにある鳥の巣の前にいた。
巣の形状がハタオリドリ科の鳥の巣に似ていた。
但しこの巣が、このスズメの巣であるかどうかは、巣の出入りが確認できればよかったが、時間もなくあきらめた。
スズメ インドネシア・チカラン CENTRAL PARK MEIKARTA 2023年7月23日
昼食をしたインドネシア料理店の周辺にも、コシジロヒヨドリがいた。
コシジロヒヨドリ インドネシア・チカラン 2023年7月23日
今回のインドネシアには、写真図鑑の『Photographic Guide to the BIRDS of SoutheastAsia』を、持参した。この図鑑の東南アジアの地域図には、今回行ったインドネシアのジャワ島は入っていなかったが、ジャワアカガシラサギもコシジロヒヨドリも掲載されていた。
『Photographic Guide to the BIRDS of Southeast Asia』
『Photographic Guide to the BIRDS of Southeast Asia』
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