Kasai Big Day2025 葛西臨海公園でチーム単位で観察種数を競います
イベント詳細
日 時:2025年3月8日(土) 9時〜14時ごろ ※雨天決行(災害級の雨の場合は中止)
場 所:葛西臨海公園・海浜公園
集合は午前9時、JR京葉線葛西臨海公園駅下
解散は午後2時頃、鳥類園にて
参加費:1000円( 18歳未満無料)
持ち物:観察道具、弁当、飲み物、雨具
申込制:定員60名程度(1~4名単位で申込。できるだけ多数受け付けますが、応募多数時は会員優先で抽選)
申し込み(受付中)~2月23日、Google Formsから
抽選結果は2月28日までに当選者にメールでご連絡します
なお、小学生以下のお子様の場合、親子でのご参加をお願いいたします。
見どころ:冬の葛西は探鳥のベストシーズン、1日に50種以上の観察も可能です。その葛西で6人1組のチーム対抗形式で観察した野鳥の種数を競う 「Kasai BIg Day 」を今年も企画。精鋭4人で申し込むもよし、お友達同士やご家族、もちろん単独での申し込みも大歓迎。1チームが5〜6人+リーダ1名となるよう事務局で探鳥歴を参考にチームを編成します。
本探鳥会では、eBirdを活用してチーム毎の観察種を記録・共有。観察種数の上位チームには野鳥にちなんだ素敵な景品を用意、参加者全員を対象に豪華賞品を競うジャンケン大会なども企画。当日はZeiss社の高級双眼鏡の貸し出しも予定、申し込み時にご希望をご回答ください。
担当者:小島、落合、田久保、原、永滝、松脇、三木、渡辺、東(良)、東(有)、石亀、島田、戸田、福澤
以下、昨年開催したKasai Big Day 2024の開催記を紹介します(会報ユリカモメに掲載したもの)。
Kasai BigDay 2024開催記
Kasai Big Dayとは
申込制探鳥会「Kasai Big Day 2024」を3月9日(土)に開催しました。昨年第1回を開催しましたが、会員にはKasai Big Dayとはなに?っていう方もおられるかと思います。Kasaiは皆さんがご存知の「葛西」臨海公園です。Big Dayは、eBirdのGlobal Big Dayというイベントを参考にしています。このイベントでは、全世界のeBirdユーザが指定日の探鳥結果をeBirdに登録し、その観察種数が国や地域・個人毎に発表されます。Kasai BIg Dayはこの形式を取り入れ、探鳥会を盛り上げるとともに、貴重な観察記録をデータベース化するeBirdの普及に貢献することを目的としました。でも簡単に言えば、「お祭り」です。
Kasai Big Dayのルール
Kasai Big Dayは申込制探鳥会としました。申込はお一人での申込み以外に、お友達と2人、お子様連れの家族など、いろいろな単位での申込が可能です。申込時に記載いただいた年齢層や探鳥歴に基づき事務局で事前に平均5人の10チームを編成しました。
当日は、このチーム毎に1人のリーダがついて、葛西臨海公園内を9時半から12時半までの3時間探鳥し、観察した野鳥の種数を競います。観察記録は、チームのうち二人以上が見たり聞いたりした鳥をカウントし、リーダがeBirdに入力します(紙で記録もOK、あとでeBirdに登録しました)。もちろんリーダはできるだけ全員が見れるように努力します。また、もちろん安全も大事なので、必ずリーダと一緒に行動すること、走らないことなどがお約束です。
探鳥記録をeBirdで集計
もう少し時間があればという3時間で探鳥は終了。ほとんどのチームは時間通りにゴールし、チームごとに昼食をとりながら今日の鳥見の振り返りです。eBirdに登録した観察種と数をチーム全員で確認し、違いがなければ事務局のアカウントに共有してもらいます。一部の紙の記録もこの時にeBirdに登録しました。事務局でトリップレポートとしてまとめ、全体での観察種数、各チームの観察種数と順位と把握しました。
結果発表
事務局を含め11チームで探鳥会としての記録は70種(外来種を除くと69種)でした。トップは54種、2位は51種、3位は50種でした。
以下、優勝チームの写真とリーダのコメントです。
小学1年の大倉瑶花ちゃん親子と小学5年髙橋隆之介くん親子チームと出発。望遠鏡の三脚を低く設定している事からも「優勝はない」と安心して「普通種を多く見よう!」を合言葉に歩き始める。
瑶花ちゃんは、探鳥会常連で体力があり5km以上の大回りのコースを選択。隆之介くんは、フィールドノートに熱心に記録をとって種数を実況しチームを盛り上げてくれました。普通種を素早く見つけ識別する二人の活躍でまさかの1位でした。
優勝、おめでとうございます。2024年の優勝賞品は、前回とても好評だった「鳥類野鳥図録」さんに特注でお願いした連雀2種セットです(2023年の第1回KasaiBigDayはレンジャクフィーバーでした)。
さて、2025年はどんな鳥になるでしょうね?
また3位までの入賞チームには、25台の双眼鏡の無料貸出しで協力いただいたツァイスさんから、素敵なロゴ入りCAPを進呈いただきました。以下、残念ながら入賞を逃したリーダコメントです。
最初は昨年優勝し今年も本命視されていた若手リーダ(47種で5位)です。
開始早々遭遇したメジロの大きな群れからキクイタダキを見つけられず「時間がないから」と早々に移動をした。しかし、しばらく進んで振り返ると他のチームのリーダーがカメラを見ながら満面の笑みで「グッド」ポーズをしているのが見えて、一種見逃してしまったことを確信。他にもホウロクシギの識別に時間を取られるなど、技術面での不足もあり入賞できませんでした。3時間はあっという間で、移動すること、同じポイントで粘ることの判断が難しいな、と改めて思いました。
もう1人、葛西月例探鳥会リーダのコメントです(48種で惜しくも4位)。
普段の探鳥会よりもずっと少人数だったため、誰かが見つけた鳥の大部分はチーム全員で見ることができました。また、観察した種類数で順位が決まるルールでしたので、全員が積極的に鳥を探し、自分で鳥を見つける楽しさを再確認できたと思います。そのおかげで風が強い悪天候にも関わらず、多くの種類を観察することができました。また探鳥コースについてチームで決めることも普段の探鳥会とは違うところで、面白いものでした。
参加者からもコメントもたくさんいただいているので、全員の集合写真とあわせて一部を紹介します。
観察結果の分析
eBirdに登録された記録を分析してみました。まず今回の探鳥会としての記録70種ですが、優勝チームよりも16種も多くなりました。これは多くの目がある探鳥会だと、少人数では見れない種を見つけることができることを示しています。またこの70種という記録について、過去のユリカモメの月例探鳥会の記録を遡っても、冬場のピークで60数種がことが大半です。7年前の2017年2月には今回と同じく外来種を含めて70種を記録していますが、その時の参加者は72人で、今回は観察できなかったホオジロガモ、タシギ、トラツグミ、アリスイなども観察できたようです。一方、今回観察できたホウロクシギ、チュウシャクシギ、クイナ、キクイタダキなどは出ていません。いずれも葛西臨海公園では居てもおかしくない種なので、さらなる大記録の可能性はまだまだありそうです。
また、チームの順位とそのチーム単独での察種を調べてみました。優勝チームは54種中2種(オナガガモ、セグロセキレイ)、2位は51種中3種(ヒメアマツバメ、チュウシャクシギ、アカハラ)、3位は50種中1種(ヨシガモ)。その他の1チームだけが観察した種はヤマガラ、ヒバリ、クイナ、ビンズイでした。一方、この時期の葛西で比較的珍しいルリビタキやキクイタダキは複数チームが観察しています。このことから、珍しい鳥だけではなく普通種を確実に観察することが上位入賞につながるようです。
次回に向けて
昨年に続き2回目なのである程度進行はスムーズに進みました。この探鳥会では普段より多くのリーダに協力いただくこと、賞品も準備することから参加費は通常の探鳥会より高い1000円に設定しています。毎回事後アンケートをとっていますが、前回・今回とも参加者の満足度からこの設定は妥当かなと思っています。
また参加者もリーダも全員が楽しめるイベントになったと思います。アンケートにはさらに良くするための提案もいくつかいただいたので、普及部ではこれらのご意見を参考にして次回も企画します。2025年もきっと楽しくなるので、今回は参加されなかった方も是非奮ってご応募ください。



