『2026年こどもの日の善福寺公園』

西村眞一(中西悟堂研究家/善福寺公園探鳥会担当)

 今年もまた5月5日のこどもの日に、善福寺公園に出かけた。こいのぼりが、風になびいて泳いでいた。

 

こいのぼり 5月5日 善福寺公園上池

 

公園内の園路には、今年初めてミニこいのぼりも設置された。

 

ミニこいのぼり 5月5日 善福寺公園上池

 

また例年通りに、“こいのぼり写生大会”も開催された。

 

こいのぼり写生大会 5月5日 善福寺公園上池

 

 こいのぼりには、子供の健やかな成長を願う意味合いがある。

善福寺公園では今年は、下池にカイツブリの子供が4羽いた。

善福寺公園で約半世紀にわたって鳥を見ているが、下池でカイツブリが繁殖していた記憶は無い。

 

カイツブリ幼鳥 5月5日 善福寺公園下池

 

カイツブリ幼鳥 5月5日 善福寺公園下池

 

カイツブリの親が、幼鳥に小魚を与えていた。

 

カイツブリ親子 5月5日 善福寺公園下池

 

昨年上池で十数年振りにカイツブリが繁殖したが、今年もカイツブリが繁殖した。ひなは下池と同じ4羽だった。

 

カイツブリ親子 5月10日 善福寺公園上池

 

下池のカイツブリの幼鳥は、エビを捕まえて食べていた。

 

カイツブリ幼鳥 5月10日 善福寺公園下池

 

カイツブリの親が幼鳥に小魚を与えていた。

 

カイツブリ親子 5月10日 善福寺公園下池

 

今年の1月25日に、“善福寺野鳥くらぶ”の方々の協力のもとに、善福寺公園内に巣箱を11台架設した。

昨年の巣箱は全てシジュウカラ用の巣箱でしたが、今年の巣箱には、スズメ用の巣箱を2台用意した。

シジュウカラ用とスズメ用の巣箱の違いは、巣箱の巣穴の大きさが違い、スズメ用の巣穴の方が、シジュウカラ用の巣穴より若干大きい。

また最近の巣箱のトレンドとなっている巣穴を2箇所にした巣箱も2台用意した。

その巣穴が2か所で、スズメ用の巣穴の巣箱に、今回はシジュウカラが繁殖に利用した。

 

シジュウカラ 5月10日 善福寺公園下池

 

シジュウカラの親が、側面の巣穴から出て行った。

 

シジュウカラ 5月10日 善福寺公園下池

 

5月10日6時~8時までの間に、シジュウカラが何回餌を運んでくるかを、記録した。

6時台は25回、7時台は11回にわたって、巣箱の中にいるひなに餌を運んでいた。餌は、青虫などであった。

 

シジュウカラ青虫捕獲 5月10日 善福寺公園下池

 

 上池のカイツブリのひな2羽が親の背中に乗っていた。

 

カイツブリ親子 5月10日 善福寺公園上池

 

 巣箱にシジュウカラの親が蛾や青虫を、運んでいた。

 

シジュウカラ蛾捕獲 5月13日 善福寺公園下池

 

シジュウカラ親青虫捕獲 5月13日 善福寺公園下池

 

巣箱にあるひなの糞を、親が咥えてどこかへ捨てに行った。

 

シジュウカラひなの糞咥え 5月13日 善福寺公園下池

 

シジュウカラひなの糞咥え飛び出し 5月13日 善福寺公園下池

 

シジュウカラの中には、正面の巣穴から入り、側面の巣穴から出ていく個体や、正面から入り、正面から出る個体と様々だった。

 

シジュウカラ 5月13日 善福寺公園下池

 

シジュウカラ 5月13日 善福寺公園下池

 

5月17日7時23分~53分の30分間に、親のシジュウカラは6回餌を運んでいた。

またひなの糞も、13日の時と比べると一回り大きな糞だった。

 

 上池のカイツブリのひなは、営巣場所から離れて、親の背中に乗っていた。

 

カイツブリ親子 5月13日 善福寺公園上池

 

カイツブリ親子 5月13日 善福寺公園上池

 

その後に残念なことに上池のカイツブリのひなの姿は、見当たらなくなった。

 

 5月30日に善福寺公園に出かけた。

下池の巣箱を見たが、シジュウカラの出入りは無かったので、ひなは巣立ったものと思われる。

下池のカイツブリの幼鳥は4羽ともにいた。

まだ親は幼鳥に小魚を与えていた。

 

カイツブリ幼鳥 5月30日 善福寺公園下池

 

カイツブリ親子 5月30日 善福寺公園下池

 

カイツブリの幼鳥は、スイレンの花が咲いている場所にもいた。

 

カイツブリ幼鳥 5月30日 善福寺公園下池

 

5月の善福寺公園は、5月5日だけでなく“こどもの日”が続いていた。

 

本コラムにカイツブリとシジュウカラの営巣中の写真があるが、

これは善福寺公園内でのカイツブリとシジュウカラの繁殖を記録するもので、

両種の繁殖に影響が及ばないように、撮影したものである。