2023年3月春の善福寺公園

西村 眞一(善福寺公園探鳥会 担当)

 東京に桜の開花宣言が出た2日後の3月16日に、善福寺公園に出かけた。公園に着くなり、アオゲラのドラミングが聞こえた。公園内の桜は1分咲きで、日当たりのよい場所の桜は5分咲きだった。桜の前に咲くコブシの花は、終わりかけていた。朱色の花のカンヒザクラは、満開でした。

 

ソメイヨシノ 3月16日 善福寺公園下池

 

コブシ(左) カンヒザクラ(右) 3月16日 善福寺公園上池

 

 公園内には冬鳥のツグミが、上池下池に1羽ずついた。

ツグミ 3月16日 善福寺公園上池

 

 ツグミは地面を歩きながら餌となるミミズを探していて、見事にミミズをゲットした。いつもながら、ツグミはよく地面の中にいるミミズを探せるものかと、撮影しながら感心した。

 

ツグミ 3月16日 善福寺公園下池

 

 下池ではツグミやムクドリも、お花見をしていた。

 

ツグミ 3月16日 善福寺公園下池

 

ムクドリ 3月16日 善福寺公園下池

 

 ヒヨドリがシダレヤナギの花を捕食していた。

 

ヒヨドリ 3月16日 善福寺公園下池

 

 そのシダレヤナギの枝にホンセイインコが2羽止まっていて、求愛行動なのかお互いを見つめあっていた。

 

ホンセイインコ 3月16日 善福寺公園下池

 

灰色の冬羽から黒色の夏羽に換羽中のハクセキレイがいた。

 

ハクセキレイ 3月16日 善福寺公園冬羽

  

 薄墨色の冬羽と黒色の夏羽のバンがいた。

 

バン(冬羽) 3月16日 善福寺公園下池

 

バン(夏羽) 3月16日 善福寺公園下池

 

 上池には冬鳥のキンクロハジロが5羽いた。いつもは数羽いるアオサギは、若鳥が1羽だけでした。

 

キンクロハジロ 3月16日 善福寺公園上池

 

アオサギ 3月16日 善福寺公園上池

 

 5時間ほどいたが、マガモや囀り始めたウグイスを含めて、20種類を記録した。