平中 直也
新型コロナによる自粛で、鳥見もご近所で楽しむのみ。Social distancing に気をつけながら、我が街豊洲にて。普段はあまり目を向けないような普通すぎる野鳥をシリーズで紹介していきます。
今日観察したのは"ムクドリ"。英語名はWhite-cheeked Starling 。"白いほっぺのムクドリ"という意味です。ムクドリは、一部の都市部では糞害で問題になっていますが、農耕地では害虫を食べてくれる益鳥なんですよ。公園ではギュルギュルという鳴き声が聴こえたら探してみよう。黄色いクチバシと白いほっぺが目印。
それとモーツァルトのピアノ協奏曲第17番の第3楽章は、ムクドリをモチーフにしているという逸話があります。クラシック音楽に興味があったら聴いてみてね。
ちなみに世界中に普通にいるムクドリは英語名Common Starlingと言って、ホシムクドリです。NYとかウジャウジャいます。
(前述のモーツァルトの話もホシムクドリのこと)
住んでる街の公園にツミの夫婦が子育てしています。
ツミは都市部の公園でも観察できる鷹の仲間です。英語名は「Japanese Sparrowhawk」で、日本語名も漢字で書くと「雀鷹」。
この雀という漢字は"小さい"という意味。文字通り小型の鷹ですが、巣にカラスが近づいたりしたら、猛烈に反撃して追い返す強い鳥です。さすが鷹の仲間。
今日は、ツミのお父さんが獲物の小鳥を狩してきて巣に運んでました。(写真)お母さんは葉っぱに隠れて見つけにくかったです。
ツミの夫婦が子育てしてる公園を今まで何箇所か見てますが、どこでも地元の皆さんが雛の巣立ちまで温かく見守ってくれるんですよね。ここでも元気に巣立ってほしいです。
執筆者によるコラムの紹介
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